『朗らかに生きる』第1003回 10/8(木)モーニングセミナーレポート
『朗らかに生きる』
本日のモーニングセミナーでは、『朗らかに生きる』をテーマに講話を拝聴しました。
その中で印象に残ったお話が、ある旅館の社長ご夫妻の実践についてのエピソードでした。
その旅館では、スタッフが次々と辞めていく状況が続いていたそうです。社長ご夫妻は「どうして辞めてしまうのか」「こちらはこんなに頑張っているのに」と、辞めていく人たちへの怒りを抱えていました。
さらに、長年旅館を支えてきた幹部の方々も高齢化が進み、次々と入院されます。まさに経営の危機でした。
そこでご夫妻は倫理指導を受け、ある実践に取り組みました。辞めていったスタッフ一人ひとりを思い浮かべ、「ありがとう」と感謝の心を向けることです。
怒りの対象だった人たちに感謝するのは、決して簡単なことではなかったと思います。しかし実践を続けるうちに、ご夫妻は、辞めたスタッフたちも旅館のために力を尽くしてくれていたこと、その支えがあったからこそ今日まで営業を続けてこられたことに気付いていったそうです。
そして一か月ほど経った頃、スタッフが辞めなくなったというのです。
このお話を聴いて、私自身の心の向け方を振り返らずにはいられませんでした。
人が離れていくとき、私たちはつい相手の至らなさや環境のせいにしてしまいがちです。けれども、怒りや不満を抱えたままの心は、言葉や態度ににじみ出て、職場の空気そのものをつくってしまうのではないでしょうか。
社長ご夫妻の心が感謝に変わったことで、残ったスタッフへの接し方や職場の雰囲気が自然と変わり、それが「ここで働き続けたい」という思いにつながったのだと感じました。
倫理では「相手を変えようとするのではなく、まず自分が変わる」ことを学びます。今回の講話は、その教えを具体的な姿で示してくださったように思います。
去っていった人に「ありがとう」と言える心は、今そばにいてくれる人を大切にする心にも通じているのでしょう。
私も、これまで関わってくれたすべての人への感謝を忘れず、まずは身近な社員や家族に「ありがとう」を伝えることから実践していきたいと思います。
心に響く貴重なお話をありがとうございました。
執筆者 広報委員会
【講話 一般社団法人 倫理研究所 研究員 猿渡 希 氏】

【会員スピーチ 富山市 相談役 山田 幸児 氏】

講話の前日には、倫理経営基礎講座がありました〜!とても勉強になりました〜!


↑【倫理経営基礎講座】
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