『倫理で行う「自己革新」の威力』第988回 6/18(木)モーニングセミナーレポート
本日のモーニングセミナーでは、高岡市倫理法人会で会長を務められている松崎妙子さんの講話を拝聴する貴重な機会をいただきました。
普段から松崎さんは、お会いするたびに割れんばかりの元気な声で挨拶を交わしてくださり、その場を一瞬で明るくするエネルギーをお持ちの方です。
しかし、今回の講話を通じて、その輝くような佇まいは決して偶然のものではなく、人知れず多くの苦難と対峙し、それらをすべて倫理の実践によって乗り越えてこられたからこその「重み」なのだと深く理解いたしました。
講話の中で最も私の心に突き刺さったのは、県外の大学へ進学されたお子様のエピソードでした。
それまで優秀で全く手がかからなかったお子様が、突如として問題行動を起こされたというお話です。
私はこのお話を、自らの苦い過去と重ね合わせずにはいられませんでした。
数年前、私が単身赴任をしていた頃、残された家族の間で子供の問題行動が頻発した時期がありました。学校から毎日のように入る緊迫した連絡、そして遠く離れた私へのSOS。日に日にすり減り、最終的にうつ状態にまで陥ってしまった妻の姿を思い出し、当時の苦しかった胸の内が波のように押し寄せてきました。
『万人幸福の栞』に記された「子は親の心を実演する名優である」という言葉。子供の手に負えない行動の背景には、大抵の場合、親自身の心の乱れや、夫婦間の不調和が隠されています。
当時の私を振り返れば、単身赴任を言い訳に、家庭の重荷をすべて妻に背負わせ、どこかで他人事のように構えていた自分の傲慢さがあったのではないかと痛感せざるを得ません。
自分自身の心を正し、改めることで、嘘のように問題が解決に向かう――この倫理の真理を、松崎さんの体験談は力強く証明してくださいました。
さらに、この学びは「家庭」という枠組みを超え、私たちが日々向き合っている「組織の運営」にも完全に直結していることに気づかされました。
倫理法人会の単会運営において、会長と専任幹事、あるいは各委員会の正副リーダーの関係性を「夫婦」に例えるならば、その下で汗を流してくれる役員や会員の皆様はまさに「子供」です。
これは会社経営における社長とナンバー2(幹部)の関係にもそのまま当てはまります。上が不仲であったり、互いを信頼していなかったりすれば、その心の歪みは必ず「子供(部下や会員)」の問題行動や組織の停滞となって現れます。
逆に、トップ二人がしっかりと手を取り合い、一枚岩となって純粋な動機で組織を運営していくならば、その調和のエネルギーは組織の末端にまで行き届き、全体の風土を劇的に変えていくはずです。
「問題の根源は常に己の心にある」という原点を、松崎会長の壮絶なご体験と深い優しさに満ちた言葉から改めて学ばせていただきました。
今回いただいた気づきをただの感動で終わらせることなく、まずは私自身の家庭における妻への感謝の実践、そして所属する組織におけるリーダーシップの在り方の見直しへと繋げてまいります。
素晴らしい講話を届けてくださった松崎会長に、心より感謝申し上げます。
ご講話 松崎 妙子 氏
会員スピーチ 川崎 里香 氏
執筆者 高岸 佳一郎 氏
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